厚生労働省、中央職業能力開発協会、全国技能士連合会は、全国から選抜された熟練技能者が「技」の日本一を競い合う「第30回技能グランプリ」を1日から4日にかけて神戸市の神戸国際展示場を主会場とした7会場で開いた。「天皇陛下御在位三十年記念大会」の今回は、全30職種の競技に全国から533選手が参加し、日ごろ鍛えた技能を披露した。今回床仕上げ職種に初めて女性技能者の坪倉さだみさん（京都府、渚）が出場した。

　4日に神戸市の神戸ポートピアホテルで行われた閉会式で職種ごとの優勝者と入賞者を発表。各職種の優勝者の中から、特に優秀な成績を収めた畳制作職種の三宅克伺氏（京都府、下鴨畳付三宅）、表具職種の宮崎祐史氏ら4人が内閣総理大臣賞に輝いた。
　建設関連職種の優勝者（金賞）は次のとおり（敬称略）。
　〈内閣総理大臣賞〉
　▽畳製作＝三宅克伺（京都府、下鴨畳付三宅）▽表具＝宮崎祐史（三重県、むらた表具店）。
　〈厚生労働大臣賞〉
　▽石工＝稲田圭二郎（東京都、一銀石材）▽建築大工＝長谷川裕樹（東京都、池田技建）▽かわらぶき＝末吉真也（熊本県、丸宗瓦）▽建築配管＝佐藤博貴（東京都、西原工事）▽プラスチック系床仕上げ＝北本信也（大阪府、北本装飾）▽カーペット系床仕上げ＝宮本友幸（長野県、岩野商会）▽壁装＝高橋耕太郎（秋田県、高橋内装店）▽家具＝馬越崇永（愛媛県、カグマ製作所）▽建具＝川口博敬（愛知県、川口木工所）▽ガラス施工＝高田悠介（兵庫県、多可田硝子綜合加工所）▽タイル張り＝菊池世五（青森県、木村タイル工業）▽造園＝磯田博考（東京都、磯田造園）、佐藤龍介（同、佐藤造園）。

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