【技能を競う】全国から36人がエレベーターなど保守・点検の技術競技 三菱電機ビルテクノ | 建設通信新聞Digital

5月2日 木曜日

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【技能を競う】全国から36人がエレベーターなど保守・点検の技術競技 三菱電機ビルテクノ

 三菱電機ビルテクノサービスは21、22の両日、エンジニアが保守・点検の技術力を競う「2017技能オリンピック」を東京都小平市の教育センターで開いた=写真。全国12支社から社員2人、協力会社1人が選出され、合計36人が競技に参加した。
 競技に先立ち、開会あいさつに立った吉川正巳社長は「技術や技能を培うには時間がかかるが、顧客のためにも研さんを続けることが大切だ。普段の実力を遺憾なく発揮し、有意義な大会にしてほしい」と参加者を激励した。
 競技会場では、重量物を正しい手順で安全に高所に運ぶ「安全確認」や、エレベーターのドアハンガー・連動ロープ取り替え、カゴドアSTSベルト交換、エスカレーターの駆動ローラーと追従ローラーの取り替え、閉じこめ救出などの種目が行われ、審査員や役員らが見守る中、各支社の社員が互いの技を競った。
 1位は首都圏第一支社、2位は九州支社、3位は北海道支社だった。
 同社はこうした技術と技能の伝承に注力している。定年を迎えたベテラン社員を指導役として再雇用する「マイスター制度」も導入した。若手や中堅の技術力の強化で、サービスの向上による他社との差別化を図る。

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