【北海道建協】冊子「建設業の魅力と未来」作成 高校などへの配布で若者の建設業入職を促す | 建設通信新聞Digital

5月8日 水曜日

公式ブログ

【北海道建協】冊子「建設業の魅力と未来」作成 高校などへの配布で若者の建設業入職を促す

 北海道建設業協会は、2018年度建設業現場見学会・現場実習報告書『建設業の魅力と未来』を7000部作成し、3000部を道内の高校と行政機関、建設関連団体に配布した。
 冊子は若年者入職促進のため毎年作成し、道内の高校や行政機関などに配布している。A4判43ページで、現場見学会などに参加した生徒・保護者・教論らの活動の様子、その際に延べ1659人に行ったアンケート結果をグラフにするなど分かりやすく紹介している。
 意識調査は、高校生とその保護者らを対象としたもので、回収率は88.6%。在学する高校を選んだ理由は、「建設会社への就職」が42.3%と4割を超え、12年度調査に比べ10.1ポイント増加した。
 「高校卒業後の進路」では、大学進学の回答のうち60.7%が建築・土木関係を目指し、短大・専門学校進学の回答では48.3%が土木・建築関係が占めた。
 建設業の仕事の印象については、「街の発展に役立つ産業」との回答が93.1%と12年度より15.2ポイント増加し、協会や企業のPR活動をはじめ、災害復旧で建設業の役割が認知され、理解が進んでいることが分かった。
 建設業をどのように感じているかでは93.8%の生徒が「魅力がある仕事だと思う」とし、イメージアップが進んでいることがうかがえる。
 このほか、「建設会社の知りたい情報」では、1位給与体系、2位が休日、3位が勤務時間、仕事の内容となったが、前回に比べ入職促進には休日の確保や長時間労働の是正などが不可欠であるとの結果が改めて示された。
 見学会に参加した札幌工業高校の保護者に行ったアンケート結果も掲載され、子どもの建設業への就職については81.0%が「就職しても良い」と回答した。

建設通信新聞の見本紙をご希望の方はこちら