全国建設研修センターは3日から5日にかけて、東京都小平市の同センターで「女性技術者による建築計画」の研修を行い、全国から25人が参加した。女性ならではの視点や考え・発見を生かし、建設業界で活躍できる人材を育てることが狙い。
　研修では、初日に建築構造、機械設備、電気設備、意匠設計の座学を実施、残り2日間はグループワークを通じて企画設計作成の演習を行い、最後にプレゼンテーションによる講評を受け、スキルアップを図った。松田平田設計、三菱地所設計、山下設計の設計事務所や三井住友建設の最前線で活躍する女性技術者の講師と双方向講義を行った。
　同センターの企画を担当した研修局穴沢正治課長によると、「経験の浅い方を中心とした内容としており、キャリアアップにつながるカリキュラムになっている。講師も受講生も女性なので緊張することもない。女性技術者同士のネットワークも広がることで好評だ。来年も開催予定なので、新入社員や経験の浅い方は、ぜひ一度受講してほしい」と述べた。
　同センターの建築関連の研修は12月まで随時開催する。

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