【札幌建協】道議会庁舎改築現場見学会を開催 建築科の高校生が大規模現場の技術を体感 | 建設通信新聞Digital

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【札幌建協】道議会庁舎改築現場見学会を開催 建築科の高校生が大規模現場の技術を体感

 札幌建設業協会(岩田圭剛会長)は19日、札幌工業高校建築科の2年生79人を招き、北海道議会庁舎改築の現場見学会を開いた。
 当日は、札幌市のかでる2・7で開会式を行い、村井悟専務理事が「建設業は高齢化が進み、技術の伝承が危ぐされている。各工種の体験などを通じ、皆さんの将来を決める上での参考にしてほしい」と期待を寄せた。
 北海道建設部建築局建築整備課の飯沼善範大規模施設整備担当課長は「2030年には北海道新幹線の開通などで札幌のまち並みはさらに整備され、変化していく。北海道のまちづくり現場での活躍に期待している」とエールを送り、施工者から岩田地崎建設の山崎智生北海道本店建築部長は「社会人になっても学ぶことが多いが、体験を通じ建設業にさらに興味をもってほしい」と呼びかけた。
 一行は現場に移動し、議場の天井のトラス構造など建物大型建築物の施工状況を見学し、午後からは躯体や鉄筋、型枠大工、左官など専門工事のコーナーで作業を体験した。
 同現場は、1工区が大成建設・伊藤組土建・宮坂建設工業JV、2工区が岩田地崎建設・岩倉建設・田中組JVが担当している。
 規模は、1工区がS一部RC造地下1階地上6階建て延べ1万0657㎡、2工区が同6階建て延べ8573㎡(地下連絡通路71㎡含む)。設計は日本設計・ドーコンJVが担当し、いずれも免震構造を採用している。2020年1月の完成を予定している。

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