【住友大阪セメント】災害廃棄物受け入れて被災地復旧に協力 再資源化して持続可能な社会へ貢献 | 建設通信新聞Digital

4月30日 火曜日

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【住友大阪セメント】災害廃棄物受け入れて被災地復旧に協力 再資源化して持続可能な社会へ貢献

 赤穂工場(兵庫県赤穂市)と高知工場(高知県須崎市)で岡山県や広島県呉市、愛媛県宇和島市の3つの自治体から、昨年7月の西日本豪雨によって発生した土砂や瓦などの災害廃棄物を受け入れるなど、住友大阪セメントが災害廃棄物の積極的な受け入れを続けている。

高知工場での受け入れ

 セメント製造の際に原料や熱エネルギーの一部を廃棄物や副産物で代替。受け入れた災害廃棄物を再資源化することで持続可能な社会の形成に貢献する。西日本豪雨に伴う災害廃棄物はことし7月までに約1万2000tを処理したという。
 これまでも東日本大震災で発生した震災がれき(約10万t)や、2015年の関東・東北豪雨による鬼怒川の堤防決壊に伴う茨城県常総市の災害廃棄物(水没した備蓄米や畳など約8000t)、16年の台風被害によって岩手県久慈市で発生した木くず(約1000t)、熊本地震によって倒壊した家屋から出た木くず(約5000t)など、多くの災害廃棄物を受け入れてきた。
 今後も積極的な災害廃棄物の受け入れによって、被災地域の復旧・復興に協力していく方針を示す。

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