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【GBEFコンクール】「未来に残すもの、創るもの」テーマに学生らがプレゼン 最優秀に輝いたのは?

 「体験の機会の場」研究機構(事務局・石坂産業)のGreen Blue Education Forum(GBEF)実行委員会は11月30日、文部科学省、環境省の共催のもと、GBEFコンクールを東京都千代田区の経団連会館で開いた。U-12、U-18、U-25の予選を通過した計9チームがSDGs(持続可能な開発目標)の視点を踏まえた環境教育の取り組みを発表した。
 コンクールは、12歳、18歳、25歳以下の学生を対象に、「未来に守り、残したい自然や環境(緑・土・水)、創っていきたい未来」について表現した動画を全国から募り、ファイナリストを選定。各部門3チームずつ最終プレゼンし、最優秀賞、優秀賞、奨励賞を審査委員会が選定した。
 最優秀賞は、U-12がプラスチック製品による汚染問題などをコミカルに描いた「Nagasaki Global Junior Innovators」(所属=真未来塾、メンバー=相庭和花さん、斎藤優輝さん、諸藤遥さん)、U-18が地域固有のカシワ林の再生・保存調査や啓発活動に取り組んだ「北海道士幌高等学校環境専攻班」(北海道士幌高校、中原蓮さん、高橋仁さん、中田大貴さん)、U-25が国産本わさびを栽培する奥多摩の農家へ綿密な調査を行った「わさびアンバサダーチーム」(昭和女子大学リーダーズアカデミー、吉澤彩さん、長嶋奈桜さん、村田愛実さん)が選ばれた。
 各部門最優秀賞を対象に選定する文部科学大臣賞はNagasaki Global Junior Innovators、環境大臣賞は北海道士幌高等学校環境専攻班が受賞した。また、特別協賛企業のアサヒロジスティクス賞はエコ~るど京大(京都大学、後鳥友里さん、奥野真木保さん、西本早希さん)、大和リース賞はSandイッチ(創価大学、岡部古都さん、二宮藍さん、山田成美さん)が受賞した。
 講評では、坂野晶ゼロ・ウェイストアカデミー理事長が、「非常に拮抗した内容だった。私たちが未来に何をするかを考えることが大切。今回の受賞をチャンスに次のアクションにつなげてほしい」と期待を込めた。石坂典子GBEF実行委員長は「初回となるが甲乙つけがたいすばらしい作品が出そろった。来年以降も継続するため、積極的に参加してほしい」と呼び掛けた。
 また、審査委員の安藤伸樹全国健康保険協会理事長、インカ・リーサ・ハカラ駐日フィンランド大使館商務部商務官、沖大幹東京大学未来ビジョン研究センター教授、自然エネルギー財団理事の国谷裕子氏、作家のC・W・ニコル氏、モデルの冨永愛さん、養老孟司氏らが受賞者にコメントを寄せた。

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