【三井不動産】新ホテルブランド「シークエンス」国内外で展開へ 自由な時間と過ごし方を提供 | 建設通信新聞Digital

4月29日 月曜日

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【三井不動産】新ホテルブランド「シークエンス」国内外で展開へ 自由な時間と過ごし方を提供

 三井不動産は、28日に立ち上げたグループ新ホテルブランド「sequence(シークエンス)」を、文化色が強いまちをターゲットに展開する。当面は国内がメインで、初弾の渋谷宮下公園の評価やノウハウをもとに手掛ける一方で、小田祐ホテル事業部長は会見後、「現在3物件を計画している台北やバンコクなど東南アジアに興味がある。三井ガーデンホテルズなどのノウハウを生かしてブランディングのチャンスがある」と事業戦略を明かした。
 同社は、シークエンスの初弾案件として6月11日に「MIYASHITA PARK」、7月22日に第2弾「KYOTO GOJO」、今秋に「SUIDOBASHI」を順次開業すると発表した。会見で川村豊執行役員ホテル・リゾート本部長は「単なる宿泊施設でなく、仕事や交流、クリエーティブなど人の活動や寄り添う機能を持たせる」、小田事業部長は「滞在価値や一連の流れを売る。自由な時間と過ごし方を提供するためにあえてブランド名に『ホテル』は付けなかった」と述べた。

sequence-KYOTO-GOJO外観イメージ

 計画中の3施設のうち、ブランドのフラッグシップとなるMIYASHITA PARKの規模は、S造18階建て延べ約1万㎡。客室数は240室。ロビーラウンジカフェやレストラン、最上階にはルーフトップバーを備える。設計施工は竹中工務店が担当している。建設地は東京都渋谷区神宮前6-20ほか。
 KYOTO GOJOは、S造地下1階地上9階建て延べ8260㎡。208室を備え、三井住友建設が設計施工を手掛けている。建設地は京都市下京区五条烏丸町409ほか。
 SUIDOBASHIの客室数は119室で、規模などは未定。設計中という。建設地は東京都千代田区神田三崎町2-44-9ほか。

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