きんでんは1月28日、本店内の全部門と東関東支社、北関東支社を対象に防災訓練を行った。茨城県東部を震源とする震度7の直下地震によって震源地周辺で建物や交通機関、ライフラインなどが被害を受け、一部停電や通信障害なども発生している状況を想定し、部署間の連携を重視した実践的な訓練に取り組んだ。
　訓練ではまず、全従業員を対象とする 「一斉安否確認システム」で各自の携帯電話などに安否確認メールを送信し、参加者全員が自身と家族の安否を報告し、 続いて本店内に前田幸一社長を本部長とする災害対策総本部を設置。 テレビ会議システムを使用して本店・東関東支社・北関東支社間で情報共有しつつ、情報班、労務班、 復旧班など各班に対して活動指示が出され、各班は現況を報告した。
　地震発生24時間後を想定して開いた第3回災害対策総本部会議では、各班からその後の活動状況が報告され、反省点などを確認した。
　前田社長は「災害発生時の対応を皆で考える場としてこの機会を生かしてもらいたい」と要請した上で、「当社は東と西に拠点がある。災害発生直後は近隣支店・支社と本店・東京本社の連携となると思うが、その次のステップとして東西間の連携・支援も必要だ」と呼び掛けた。

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