【きんでん】送電線の難着雪リングを遠隔操作で取り外し! 自走式で安全性・作業効率を向上 | 建設通信新聞Digital

5月7日 火曜日

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【きんでん】送電線の難着雪リングを遠隔操作で取り外し! 自走式で安全性・作業効率を向上

自走式難着雪リング取り外し装置

 きんでんは、降雪地域の送電線張替作業の安全性と作業効率を向上させる「自走式難着雪リング取り外し装置」を開発した=写真。5月23-25日に大阪市のインテックス大阪で開催される第66回電設工業展「JECA FAIR 2018」に出展し、同展示会の製品コンクールにも参加する。
 降雪地域の送電線には着雪を防止するために難着雪リングが取り付けられているが、送電線張替工事を行う際には作業者が宙乗りしてリングを1つずつ取り外しており、送電線の断面積100平方mm未満の場合は安全上の規定から命綱の支持線を架設し、作業後に撤去している。
 このため、同社は設置作業が容易でリモコンを使って遠隔操作できる装置を開発した。断面積38-100平方mmの電線に適用でき、寸法は幅550mm、高さ633mm、奥行400mmとコンパクトで、重量は約33㎏。
 マイコンを搭載することで走行を制御しており、1分当たり7m走行できる。連続使用時間は約80分(距離約500m)。約40度の登坂能力がある。

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