【けんせつ小町活躍現場見学会2018夏】17現場に親子374人が参加! 未来の小町誕生のきっかけに | 建設通信新聞Digital

4月26日 金曜日

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【けんせつ小町活躍現場見学会2018夏】17現場に親子374人が参加! 未来の小町誕生のきっかけに

 日本建設業連合会(山内隆司会長)が夏休み特別企画として実施した2018年度の「けんせつ小町活躍現場見学会」が、当初予定していた全日程を終えた。4回目の今回は、台風の影響などにより2件が延期、中止となったものの、過去最多の17現場で見学会を開催し、女子小中学生ら211人と保護者の計374人が現場のスケールを体感した。参加した子どもからは、「建設業に興味がわいた」といった声も聞かれ、貴重な体験は“未来の小町”誕生のきっかけづくりに一役買ったようだ。

読売テレビ新社屋建設計画


(仮称)摂津市千里丘新町A敷地計画 建設工事(Ⅱ・Ⅲ工区)


東京湾クルーズ


東京外環中央JCT北側ランプ工事

 見学会は現場での女性活躍を女子小中学生とその保護者にアピールし、将来の就職先として建設業を選択するきっかけをつくってもらうことを目的に15年度に初めて実施。ことしは7月24日から8月24日まで1カ月にわたり、東京、神奈川、静岡、愛知、滋賀、福井、大阪、広島の8都府県で開催した。静岡、滋賀、福井での開催は初めて。また、オリエンタル白石、株木建設、鴻池組、佐藤工業、飛島建設の5社も初めて見学会を開いた。
 「初上陸」となるはずだった四国では台風の影響などにより、残念ながら徳島市、高知市での開催がそれぞれ延期、中止となった。徳島市では9月に開催する方向で調整を進めている。

北中西・栄町地区第一種市街地再開発 事業に伴う施設建築物新築工事


阪急淡路高架工事


都営住宅建替工事


吾嬬ポンプ所施設工事

 開催現場は日建連広報委員会に所属する32社から募り、未開催の都道府県といった地域バランスなどを考慮して決めている。提供される現場数は「年々増加傾向にある」(広報部)という。女性が配属されている現場が増え、積極的に女性の活躍をPRしたいという機運も高まっている。
 今回も各現場に、お仕事体験コーナーを設置し、参加者を楽しませた。また、新たな試みとして、参加した小中学生に絵日記を書いてもらい、日建連広報誌やホームページで紹介することも検討している。

新東名高速道路柳島高架橋工事


(修)臨海副都心出口基礎・擁壁その他工事


入江崎水処理センター改築土木その10工事


新東名高速道路谷ヶ山トンネル西工事


北陸新幹線、福井橋りょう工事


旭労災病院新棟整備工事

 「参加は3回目というリピーターもいて、質問の内容も板についていた」(広報部)という。4回目を迎え、“夏の風物詩”としての定着ぶりがうかがえる一幕もあった。
 今回初めて参加し、全国7現場を回った日建連の山本亘常務執行役(広報担当)は、「各現場がものすごく力を入れていることをひしひしと感じた」と振り返る。「現場の担当者が非常に工夫して子どもたちにわかりやすく説明していた」ことが特に印象に残り、「忙しい中で準備に汗を流してくれた。懸命な事前準備の甲斐もあって各現場で子どもたちの反応は上々だった。現場サイドも手応えを感じてくれたと思う」と現場と事務局の努力に感謝した。

広島高速5号線シールドトンネル工事


相鉄・JR直接線、羽沢駅新築他工事


江戸川区立葛西小学校・葛西中学校 改築工事

 また、「職業を選ぶ際に仮囲いの中で見えない仕事は選択肢に入らない。まずは見てもらうことが非常に重要」と見学会の意義を強調し、「リアルに体験してもらい、建設業を知ってもらう最初のきっかけになれば」と、貴重な経験が生み出す効果に期待を込めた。
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