日本建設業連合会(山内隆司会長)が夏休み特別企画として実施した2017年度の「けんせつ小町活躍現場見学会」が盛況のうちに全日程を終えた。3回目となる今回は15社の15現場で見学会を開き、女子小中学生ら217人と保護者の計384人が土木・建築現場の「リアル」に触れた。参加した子どもからは、「将来、建設の仕事をやってみたいと思った」という感想も聞かれ、“未来のけんせつ小町”誕生の動機付けに大きな役割を果たした。石井啓一国土交通相が視察に訪れ、小町を激励する場面もあった。
見学会は現場での女性活躍を女子小中学生とその保護者にアピールし、就職先として建設業を選択するきっかけをつくってもらうことを目的に15年度から実施。ことしは7月21日から8月27日まで、北海道、青森、東京、神奈川、大阪、奈良、兵庫、福岡、長崎の9都道府県で開いた。うち、青森、奈良、兵庫では初めて開催した。
先着順で受け付けを開始した6月15日から、過去最速の2週間余りで「満員御礼」となる人気ぶりで、日建連は「『過去に参加して楽しかったから』というリピーターも多い。昨年同様、定員枠を増やしてもらった現場もあった」(広報部)と振り返る。今回の特徴としては「特に父親が参加しやすいように土日の開催日を意識的に増やした」ことを挙げる。
ことしは広報委員会を構成する31社に見学会への協力を要請した結果、約80件の候補現場が各社から寄せられた。日建連は「前年は約50件だったので、ゼネコンサイドの関心もかなり高まっている。女性を配属している現場が増えていることもうかがえる」(同)とみている。「2桁の現場を提示してくれたゼネコンもあった」という。
候補約80件の中から未開催地域や過去に見学会を実施していないゼネコンなどを考慮し、最終的に開催予定の現場を選定した。当初は過去最多の16現場での開催を予定していたが、1現場が都合により中止となったため、結果的に前年と同数の15現場となった。フジタと鉄建建設の現場では初めて開催した。
今回も単なる現場見学だけではなく、ものづくりの楽しさを実感してもらえるように、全現場で体験コーナーを設置し、子どもたちは鉄筋結束やタイル貼りなどにチャレンジした。
8日に東京都港区で開いた「虎の門病院整備事業」の現場見学会には石井国交相が視察に訪れ、体験コーナーで子どもたちと触れ合うとともに、小町に激励の言葉をかけた。
視察後には「小町が活躍している姿を見ることができてうれしく思う」とし、「国交省も建設業界と連携して、女性のさらなる活躍に向けた取り組みを推進していく」と決意を新たにした。
見学会は現場での女性活躍を女子小中学生とその保護者にアピールし、就職先として建設業を選択するきっかけをつくってもらうことを目的に15年度から実施。ことしは7月21日から8月27日まで、北海道、青森、東京、神奈川、大阪、奈良、兵庫、福岡、長崎の9都道府県で開いた。うち、青森、奈良、兵庫では初めて開催した。
先着順で受け付けを開始した6月15日から、過去最速の2週間余りで「満員御礼」となる人気ぶりで、日建連は「『過去に参加して楽しかったから』というリピーターも多い。昨年同様、定員枠を増やしてもらった現場もあった」(広報部)と振り返る。今回の特徴としては「特に父親が参加しやすいように土日の開催日を意識的に増やした」ことを挙げる。
ことしは広報委員会を構成する31社に見学会への協力を要請した結果、約80件の候補現場が各社から寄せられた。日建連は「前年は約50件だったので、ゼネコンサイドの関心もかなり高まっている。女性を配属している現場が増えていることもうかがえる」(同)とみている。「2桁の現場を提示してくれたゼネコンもあった」という。
候補約80件の中から未開催地域や過去に見学会を実施していないゼネコンなどを考慮し、最終的に開催予定の現場を選定した。当初は過去最多の16現場での開催を予定していたが、1現場が都合により中止となったため、結果的に前年と同数の15現場となった。フジタと鉄建建設の現場では初めて開催した。
今回も単なる現場見学だけではなく、ものづくりの楽しさを実感してもらえるように、全現場で体験コーナーを設置し、子どもたちは鉄筋結束やタイル貼りなどにチャレンジした。
8日に東京都港区で開いた「虎の門病院整備事業」の現場見学会には石井国交相が視察に訪れ、体験コーナーで子どもたちと触れ合うとともに、小町に激励の言葉をかけた。
視察後には「小町が活躍している姿を見ることができてうれしく思う」とし、「国交省も建設業界と連携して、女性のさらなる活躍に向けた取り組みを推進していく」と決意を新たにした。