【竹中工務店】国内初! 東京本店オフィスが米国「WELL認証 v2」の「ゴールド」ランクを取得 | 建設通信新聞Digital

5月3日 金曜日

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【竹中工務店】国内初! 東京本店オフィスが米国「WELL認証 v2」の「ゴールド」ランクを取得

 東京都江東区にある竹中工務店・東京本店オフィスが米国の健康建築性能評価制度「WELL認証」(バージョン2.0)の「ゴールド」ランクを取得した。新しい評価基準であるバージョン2.0による認証取得は国内で初めて。規模は延べ2万9781㎡。これまでの国内におけるWELL認証の取得実績の中で最大規模の建物になるという。
 2004年の竣工当時から光庭を中心としたワークプレイスの提供や自然採光・自然換気、活用頻度が高い吹き抜け階段、運動しやすい屋外の散策路など、都会の限られた自然と融和した快適な室内環境の実現に取り組んできたが、18年の「東京本店イノベーション改修」によって、より働く人の健康や快適性を充実させた点が高く評価された。

緑と水を配置したワークラウンジKOMOREBI

 利用目的やシーンに応じて個人が自由に執務エリアを使い分ける「Activity Based Working(ABW)」の導入やバイオフィリア(屋内の緑化)の推進、社員食堂のメニューの多様化、リラックス空間としてのラウンジの新設、メンタルヘルスのサポートプログラムなど、ハード・ソフトの両面から多彩な施策を講じることで、働く人の健康や生産性にも配慮した充実のオフィス環境を実現した。

野菜の摂取を促すDELIカウンター(サラダバー)

 WELL認証は、建物を利用する人の健康や快適性に着目した建築物に対する性能評価の仕組み。働き方改革の推進をきっかけに、近年注目を集めている「健康経営」へのニーズと相まって、同社が従来から取り組んできた『健築』の推進など、ウェルネス建築の一層の普及に拍車をかけることになりそうだ。
 
 
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