各業界団体が事業計画や収支予算などを固める総会シーズンを迎える中、引き続き求められている新型コロナウイルス感染拡大防止を契機に、団体としても新たな活動様式を模索する動きが出始めた。
このような中、5年以上前からグループウェアを導入するなど、IT活用に積極的な群馬県建設業協会(青柳剛会長)は、規模縮小に合わせて、18日に開いた総会の模様をウェブ上で生中継する試みを実施し、県内各地の会員ら30人ほどが視聴したという。
青柳会長は「人との接触をできるだけ少なくすることが求められているが、ともすれば従来型の団体活動そのもののあり方も変わってきそう。すべてにおいて『離れる、リモート』が大きなテーマであり、団体活動も集まれないことによる運営の仕方をしっかりと模索しなければならない」と表明。発注機関との意見交換会をウェブ上で実施したり、毎年継続的に開催している各種研修会・講習会でのオンライン活用も検討している。