太陽工業は、従来の土のうに替わってゲリラ豪雨などによる浸水被害から店舗や住宅などを保護する水防ツール「デルタパネル」を開発し、8月3日から発売する。特に、室内の床と地面との高低差が少ないコンビニエンスストアなどの店舗や、住宅などでの使用を想定する。
同製品はゲリラ豪雨などで建物への浸水が予想される際、合成樹脂製の膜を展開し、水の侵入部を帯状にガードして被害を抑える。平常時は折り畳んでおき、使用する際に広げて、シート状の膜・アルミフレーム・パイプ・メッシュシートなどで組み立て、店舗の入り口などに設置する。間口3m、出幅0.5mの場合、2人が約10分の作業で設置できる。適用水深は50cm以下。
膜の主要な部分は、生地同士の表面を溶かして一体化させる溶着技術で水漏れを防止した。パネルの連結部分も、二重のファスナーで止水性を高めている。
価格は、長さ5m(間口4mに対応)で20万円(税別)。
公式ブログ
【土のうに替わって浸水被害を抑制】太陽工業の店舗・住宅向け水防ツール「デルタパネル」
[ 2020-07-29 ]