【夢のアリーナプロジェクト】Bリーグ「千葉ジェッツふなばし」南船橋に新アリーナ検討中 | 建設通信新聞Digital

4月24日 水曜日

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【夢のアリーナプロジェクト】Bリーグ「千葉ジェッツふなばし」南船橋に新アリーナ検討中

 千葉県船橋市をホームタウンとする国内男子プロバスケットボールリーグBリーグのチーム「千葉ジェッツふなばし」の新アリーナについて、JR京葉線南船橋駅近くへの建設が検討されていることが分かった。三井不動産とミクシィ(東京都渋谷区)が、ららぽーとTOKYO-BAY第10駐車場に建設し、チームがホームアリーナとして利用するもようだ。ゼネコンなどを対象とした設計と施工を一括した指名コンペが実施され、優先交渉権者に清水建設が特定された。

ジェッツが19年に発表した施設イメージ


 同第10駐車場(船橋市浜町2-5の一部)は、南船橋駅南口から西北西約500mに位置する。駐車場からJR京葉線や東関東自動車道を挟んで北側には、三井不動産が開発した商業施設「ららぽーとTOKYO-BAY」がある。

 三井不動産とミクシィが検討するアリーナは、Bリーグの基準に基づきメインアリーナとサブアリーナなどが入る。メインアリーナは、チーム運営会社の千葉ジェッツふなばし(船橋市)が2019年4月に発表した『千葉ジェッツ 夢のアリーナプロジェクト』で示された1万人規模とする。

 コンペでは、バスケットボールだけでなく、コンサート・イベントなどでも使用できることや23年夏完成などの条件が示されたもようだ。

 ジェッツは16年のBリーグ参入以降、試合観客動員数1位、2年連続B1東地区優勝、天皇杯全日本バスケットボール選手権大会3連覇と実績を残してきた。観客動員数が伸びたことでホームアリーナの船橋アリーナ(船橋市)と千葉ポートアリーナ(千葉市)で満員の試合が増えたことから、1万人規模の夢のアリーナプロジェクトが始動した。

 チーム運営会社の千葉ジェッツふなばしは、19年4月にミクシィと戦略的資本業務提携を締結し、ミクシィのグループ企業となった。さらにことし7月には田村征也ミクシィスポーツ事業本部本部長がジェッツの社長に就任している。

 駅南口で三井不動産は、第10駐車場南側の船橋オートレース場跡地で物流施設「三井不動産ロジスティクスパーク(MFLP)船橋」を開発中。MFLP船橋I、同IIは完成済みで、同IIIが建設中だ。南口すぐに広がるJR南船橋駅南口市有地約4.5haのうち南東側のE街区を除く約3.7haは、船橋市が活用事業者を19年度に公募した結果、三井不動産グループを特定している。同市有地の西側では、三井不動産レジデンシャルが231戸の分譲マンション「パークホームズLaLa南船橋ステーションプレミア」の建設を進めている。

第10駐車場の現況。右(南側)はMFLP船橋Ⅰ

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