【歩いて楽しい】みなとみらい21地区53街区開発 高層ビルの間に新たな空間を整備へ | 建設通信新聞Digital

4月19日 金曜日

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【歩いて楽しい】みなとみらい21地区53街区開発 高層ビルの間に新たな空間を整備へ

 大林組を代表企業とするグループは、横浜市のみなとみらい21地区53街区で計画している2棟総延べ約18万㎡の高層ビル間を横切るように、横浜駅方面とグランモール公園側を結ぶ歩いて楽しい空間を整備する。2棟(WEST棟、EAST棟)の間のグランモール軸上には雨よけを設置し、雨に濡れずに横浜駅方面から同施設にアクセスできるようにする。53街区内には、音楽イベントステージやアウトドアスペースも設ける。

ゲートプラザイメージ


 53街区内のグランモール軸に面する部分には、「グランモールプラザ」「ゲートプラザ」「キングプラザ」「グランモールストリート」の4種の広場を設ける。

 グランモールプラザには、18mのガラス大屋根を設置した半屋外広場を整備する。ステージを設置した同広場は音響環境にこだわり、音楽イベントにも対応できるようにする。

 ゲートプラザは展示や体験の場として活用できるように、芝生広場や座って憩える大階段、ベンチやフォリーを設置したアウトドアオフィスを整備する。具体的な利用イメージとしては、音楽や物づくりをテーマとした屋外ワークショップ、ヤマハ製品の体験イベントの開催を想定している。

 キングプラザは植栽や椅子などを多用し、座って休める空間を生み出すほか、沿道の店舗と一体となった販促イベントやマルシェも開催する。グランモールストリートはWEST、EAST各棟間の街路状広場となる。

 53街区開発事業となる「(仮称)MM53街区プロジェクト」は、大林組、京浜急行電鉄、日鉄興和不動産、ヤマハ、みなとみらい53EAST合同会社で構成するグループが計画中で、設計は大林組が担当。4月に着工し、2024年3月の全体完成を目指す。このうち各広場は23年12月の完成を予定している。施設は、S・SRC造地下1階地上30階建て総延べ約18万3000㎡、最高高さは161mで、EAST棟とWEST棟の2棟で構成する。

 EAST棟にはオフィスやオープンイノベーションスペース、店舗、WEST棟にはホテルやオフィス、カンファレンス施設、店舗などが入る。

 所在地は西区みなとみらい5-1-1ほかの敷地2万0620㎡。このうち1万4500㎡を建築面積に充てる。

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