【"アフターBIM"を見据えた取り組み】東洋建設「TOYO BIMフォーラム2020」開催 | 建設通信新聞Digital

4月29日 月曜日

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【”アフターBIM”を見据えた取り組み】東洋建設「TOYO BIMフォーラム2020」開催

 東洋建設は、「TOYO BIMフォーラム2020」を東京都千代田区の本社内で開いた。“アフターBIMプロセス”を見据えた取り組みなどを発表した。今後は、個々の技術やプロセスをクラウドプラットフォームで融合し、建築事業本部が一体となってBIMプロセスをベースとしたデジタルトランスフォーメーション(DX)に取り組むことを課題とし、クラウドワークフローによるペーバーレス化や工事監理などでのBIMによるデータ連携を加速する。

フォーラムは、新型コロナウイルス感染症の影響に伴い、会場開催とオンラインを併用した


 フォーラムは新型コロナウイルス感染症の影響に伴い、会場開催とオンラインを併用し、川述正和取締役副社長や平田浩美取締役専務執行役員建築事業本部長らが参加した。フォーラムでは、BIM関連技術の開発・推進状況を発表。“アフターBIMプロセス”を見据えた取り組みとしては、▽BIM-DPXの推進による設計施工プロセスのフルモデルチェンジ▽クラウドコンピューティング、コンピュテーショナルデザイン、AI(人工知能)の取り組み▽設計施工一貫BIMモデル連携をベースとした積算連携、熱負荷計算連携▽社内BIM教育強化――を紹介した。同社では、既にすべての設計施工プロジェクトにBIMを導入済みで、設計BIMモデルから施工BIMモデルの連携プロセスを標準化している。

 ウェブを活用したパネルディスカッションでは、「BIMは施工現場どう変え、何をもたらすか」をテーマに議論した。



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