【プラットフォーマーの責任果たす】i-Construction大賞国土交通大臣賞を受賞 我妻陽一さん | 建設通信新聞Digital

5月3日 金曜日

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【プラットフォーマーの責任果たす】i-Construction大賞国土交通大臣賞を受賞 我妻陽一さん

 国土交通省が表彰する2020年度i-Construction大賞のi-Construction推進コンソーシアム部門国土交通大臣賞を受賞した助太刀(東京都渋谷区)。我妻陽一社長兼CEOは「建設業界のマッチングサービスという世の中にないビジネスにチャレンジし、その取り組みが評価されて光栄」と喜びを語る。

 職人など事業者をマッチングするアプリで、リリースから3年で14万を超える登録者を獲得した。工事代金の当日受け取りができる「助太刀あんしん払い」、EC(電子商取引)事業の「助太刀ストア」などを展開し、建設業界のワンストッププラットフォームを構築している。

 大手電気工事会社で現場監督として勤務した後、工事会社を起業し経営も経験した業界の“なかの人”だからこそ、本当に必要なサービスを提供し、日本最大級のプラットフォームに短期間で発展することができた。「プラットフォーマーとしての責任を果たし、公共性の高いサービスに注力したい」と意欲を見せる。

 建設キャリアアップシステム(CCUS)との連携も進めているほか、被災時の円滑な復旧活動を支援するために開発した「災害支援意思の事前登録機能」では、埼玉県横瀬町と災害協定を締結。北陸地方の自治体とも協議が進む。

 「建設業界に内在するグレーゾーンを改善していきたい」とも。大手ゼネコンの労務担当者や弁護士、国交省などと勉強会を実施しており、「ゆくゆくは業界全体の健全化を目指したい」と見据える。



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