【水空合体ドローンを開発】技術実証を完了 KDDIとKDDI総合研究所、プロドローン | 建設通信新聞Digital

5月6日 月曜日

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【水空合体ドローンを開発】技術実証を完了 KDDIとKDDI総合研究所、プロドローン

 KDDI、KDDI総合研究所、プロドローン(名古屋市、戸谷俊介社長)は、点検場所まで自律飛行する空中ドローン(親機)に、映像伝送と音波での測位ができる水中ドローン(子機)を搭載した「水空合体ドローン」を世界で初めて開発した。

世界初の水空合体ドローン


 同機体は、ダムや港湾設備の点検、水産漁場監視などの省人化・安全確保を目的に開発したもので、技術実証を完了している。

 従来の水中ドローンでは、点検場所まで船を出す必要があるが、水空合体ドローンは、4GLTEなどのモバイル通信でドローンを遠隔制御し、安全な長距離飛行を実現するスマートドローンプラットフォームの活用により、点検場所まで自律飛行し、着水後に水中ドローンを分離して遠隔で水中の点検を行うことができる。水中子機からの映像は、リアルタイムで操作者に伝送される。

 今後、2021年度中に各用途に応じた実証を行い、22年度の商用化を目指す。



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