【近畿整備局2021事業】寺田拡幅は23年度開通 | 建設通信新聞Digital

5月5日 日曜日

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【近畿整備局2021事業】寺田拡幅は23年度開通

 近畿地方整備局京都国道事務所は、2021年度事業概要を公表した。一般国道24号寺田拡幅は23年度に開通が予定されている新名神高速道路と同時に開通させる見通しのほか、一般国道24号城陽井手木津川バイパスや一般国道163号精華拡幅の改築事業や無電柱化推進事業、幹線共同溝事業などを推し進める。

寺田拡幅の現場

 寺田拡幅は、京都府城陽市寺田~富野までの2.1㎞。新名神城陽JCT・IC付近から城陽新池交差点までの2車線区間を4車線に拡幅する事業となり、新名神と一体的に進めている。21年度は調査設計、用地取得、埋蔵文化財調査のほか、改良工事、橋梁工事を行う。

 城陽井手木津川バイパスは、城陽市富野~木津川市山城町上狛までの11.2㎞。現道の東側に2車線のバイパスを整備している。21年度の事業内容は調査設計と用地取得。

 精華拡幅は、精華町柘榴~木津川市相楽までの4.6㎞で2車線から4車線へ拡幅する事業となる。21年度は調査設計、用地取得、改良工事を進め、23年春に乾谷地区の部分開通を目指す。

 このほか、新設・改築事業では一般国道9号若宮橋架替と一般国道9号京都西立体交差を整備している。

 幹線共同溝事業では、国道9号京都西共同溝が事業中だ。京都市下京区中堂寺粟田町~西京区桂徳大寺北町までの3.3㎞で電力線・通信線・水道管を収容する共同溝を整備している。21年度は西京区の上桂御正町付近から西大路五条付近までの2.8㎞の区間を施工する。
 
 無電柱化推進事業は、国道1号山科音羽地区と同山科大塚地区、国道24号河原町塩小路地区、同十条地区、同勧進橋地区、同木津地区で電線共同溝を整備する。

 滋賀県大津市と京都市間の都市圏と周辺地域、国道1号堀川通の交通円滑化、亀岡市方面の都市圏と周辺地域の幹線道路の機能強化を目的とした調査も実施する。

 このほか、耐震補強や老朽化対策、防災対策、交通安全対策、歩道・自転車歩行者道整備を行う。



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