【JSCA東北の構造デザインコンテスト】最優秀に清水建設・進藤氏ら5人の「FUJI ROOF FESTIVAL」 | 建設通信新聞Digital

4月30日 火曜日

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【JSCA東北の構造デザインコンテスト】最優秀に清水建設・進藤氏ら5人の「FUJI ROOF FESTIVAL」

 日本建築構造技術者協会東北支部(JSCA東北、平山浩史支部長)は25日、第7回構造デザイン交流会2021構造デザインコンテストを開いた。オンラインで公開ヒアリングした結果、進藤正人氏ら5人(いずれも清水建設)の「FUJI ROOF FESTIVAL」を最優秀賞に選定した。

FUJI ROOF FESTIVAL


 今回のテーマは「オリンピックを楽しむためのパブリックビューイングに架ける屋根」。東京五輪開催までにコロナ禍が落ち着き、人々が自由に集えるようになったことを想定し、期間限定のにぎわい空間として500人以上を収容できる仮設屋根構造物の提案を求めた。審査は小野田泰明委員長(東北大教授)ら5人が担当した。

 富士山をモチーフとする屋根形状の「FUJI ROOF FESTIVAL」は、鉛直加重を負担する18本の“稜線ユニット”をつなげ、平加重を支えて雲海の奥行きを表現する白地の“雲海クロス”で構成する。稜線ユニット頂部はレシプロカル構造とし、部材が互いに支え合うとともに、火口のような立体構造を形成するデザインとした。

 受賞作品と製作者(所属)は次のとおり(敬称略)。

 〈最優秀賞〉FUJI ROOF FESTIVAL=進藤正人、成田政人、佐藤圭祐、藤野太知、森翔太(いずれも清水建設)。

 〈優秀賞・最多得票賞〉Sakura=高橋玄、滝田真大、山中美紀、阿部花織里(いずれも山形大)。

 〈奨励賞〉オシドリのトンネルーフ=新関千広、佐藤亜美、八木悠雅、猿橋徹也(同)▽古代を落とし込むトラス=三沢健介、園田駿希、水野寛仁(いずれも日大大学院)▽杉生(すぎふ)=溝口哲、LEE CHANG YOON(ともに名大大学院)▽Kite=鈴木康太、岩渕明志人、山崎健太郎、井上剛志(いずれも東北工業大)。