【ミラテクドローンが純国産無人航空機】災害対策で威力発揮 11月1日から受注 | 建設通信新聞Digital

4月28日 日曜日

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【ミラテクドローンが純国産無人航空機】災害対策で威力発揮 11月1日から受注

 ミライト・ホールディングスの子会社でドローン専業のミラテクドローンは、さまざまな機能を搭載した純国産の無人航空機「レスキュードローン TSV-RQ1」の受注受付を11月1日から始める。

 木々が大きく揺れる強風の中でも飛行でき、特に災害対応でその威力を発揮する。販売だけでなく導入先の操縦士育成や保守・点検、地方自治体などへの操縦士派遣も展開し、2022年度に5億円の売上を目指す。操縦士は同社で8人、パートナー企業を含めると全国に155人待機している。
 新機種は東光鉄工(秋田県大館市、菅原訪順社長)が開発・製造したもので、純国産であることがポイント。中国製が主流の中、セキュリティー上の問題から操作の「心臓部」も純国産とすることでチャイナリスクを排除した。

 災害対策に強さを誇る点も特長だ。風速18mでも飛行できる耐風性、IP55の高い防水性を備えており、有事の際や災害発生時の一刻を争う現場で、天候に左右されずに飛行可能な優れた機動性を誇る。本体価格600万円。

 オプションとして、暗闇でも昼間のような明るさを維持する超高感度・赤外線一体カメラ、夜間の出動時に活躍する高輝度LEDライト、100m上空から地上に情報伝達可能なハイパワースピーカー、運搬最大可能重量2㎏の物資リリースユニットを用意。本体とこれらフルセットで価格は1000万円。
 将来的には5G(第5世代移動通信システム)環境下で、現地の状況をリアルタイムに高画質で配信する機能の実装を予定している。



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