【エアチューブ避難橋を展示 官民連携で防災訓練】太陽工業と枚方警察・消防署 | 建設通信新聞Digital

4月25日 木曜日

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【エアチューブ避難橋を展示 官民連携で防災訓練】太陽工業と枚方警察・消防署

 太陽工業(大阪市、荒木秀文社長)は17日、大阪府枚方警察署、枚方消防署と合同で実施した総合防災訓練で、同社が開発中の災害支援橋「エアチューブ緊急避難橋」を展示・実演した。同社が官民連携による防災訓練に参加するのは初めてで、今後も連携を密にし、防災力の向上に協力していく。

 エアチューブ緊急避難橋は、災害現場で被災者の移動を支援することを目的として、1年前から開発を進めている。今回のデモでは、延長約13m、外径約2m、重量130kの橋を使って実演した。搬入が容易なことや現地で30-40分程度で設営できることが特徴。国や地方自治体などへの納入を想定し、製品化を目指している。今後もさらなる改良を進める方針で、重量を40-50㌔程度まで軽量化し、同橋を連結させることで、延長をさらに延ばして、利用できるようにする考えだ。

 防災訓練では、同社が展開中の「マク・クイックシェルター」も展示された。シェルターは、短時間で設置でき、搬入・搬出が容易なため、災害時や感染症の流行時に利用できる。
 荒木社長は「小さく持ち運び、大きくすることができる当社の製品は災害時のいろいろな場面で強みを発揮できる。今後も防災に役立つ製品を社会に提案していく」と語った。



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