【カンボジア・タクマウ市で水供給に尽力】上水道拡張を受注 クボタ建設、建設技研インターナショナルら | 建設通信新聞Digital

5月2日 木曜日

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【カンボジア・タクマウ市で水供給に尽力】上水道拡張を受注 クボタ建設、建設技研インターナショナルら

完成イメージ


 建設技術研究所グループ会社の建設技研インターナショナル(東京都江東区、三品孝洋社長)は、クボタ建設を代表企業とするコンソーシアムの一員として、カンボジアのカンダール州タクマウ市での「タクマウ上水道拡張計画」を受注した。日本とカンボジア両国政府が2020年5月に調印した事業・運営権対応型無償資金協力の一環で、同市内に新設する浄水場の設計・建設と運営を担う。契約金額は28億8000万円。

 同国の首都プノンペン都の南側に隣接するカンダール州の州都タクマウ市では、プノンペン都内の浄水場から配水管を接続し給水してきたが、近年の水需要急増に伴い、既存の供給能力のままでは継続的な給水が困難な状況となっている。今回の事業は、タクマウ市内に独自の浄水場を新規に整備することで給水体制を強化し、プノンペン都内の浄水場の負荷を低減することが目的。わが国民間企業の資金と優れた技術を活用することで効率的な施設整備と運営・維持管理を実現する。

 概要は、取水施設、導水管敷設、浄水施設(日量3万m3)、管理棟・電気室、送配水ポンプ設備、敷地内配管など。設計・建設期間は約33カ月。運営期間は10年となる。発注者は同国プノンペン水道公社。クボタ建設と建設技研インターナショナル以外のコンソーシアム構成企業は、神鋼環境ソリューション、北九州ウォーターサービス、TECインターナショナル。運営・維持管理では神鋼環境ソリューションが代表企業となる。

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