【ダッカMRT1号線施工監理延長 日本工営JVが受注】32km158億円 | 建設通信新聞Digital

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【ダッカMRT1号線施工監理延長 日本工営JVが受注】32km158億円

 日本工営は、同社を幹事とする8社JVとして、バングラデシュのダッカ都市交通整備事業(MRT1号線)の施工監理に係る業務を受注し、23日にダッカ市内で契約調印した。
 同MRT1号線は、日本のODA(政府開発援助)で実施する同国初の地下鉄プロジェクト。総延長約52㎞の都市鉄道をダッカ都市圏に建設する。総事業費は約7262億円。

アイコニックデザイン駅イメージ(プルバチャール東駅)(提供・Kengo Kuma and Associates)


 今回、日本工営JVが受注したのは、同事業の先行整備区間であるカマラプール~ハズラット・シャージャラール国際空港/プルバチャール間の19駅、地下区間と高架区間からなる総延長約32㎞の区間で、2029年の開業を目標としている。契約額は約157億7000万円、うち日本工営分が約41億円となる。サービス期間は11月から29年10月までの84カ月。

 MRT1号線の開通により、慢性的な交通渋滞や大気汚染などの課題解決に寄与するとともに、同国の空の玄関口である国際空港と市街の最大の鉄道駅であるカマラプール駅間、東部新興住宅地のプルバチャール地区へのアクセスが大幅に改善されることが期待されている。
 契約調印式には、バングラデシュ側からオバイドゥール・カデール道路交通橋梁省大臣、ロウシャン・アラ・マナン道路交通橋梁委員会議長(国会議員)ら要人が出席。工藤直樹日本工営ダッカ事務所長、浅野雄司オリエンタルコンサルタンツグローバルダッカ事務所長が署名した。

契約調印式


 日本工営以外のJV構成員は、Nippon Koei India 、Nippon Koei Bangladesh 、オリエンタルコンサルタンツグローバル、片平エンジニアリングインターナショナル、Systra S・A・、Delhi Metro Rail Corporation、Development Design Consultant。



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