【淀屋橋西再開発ビル着工】11Fに中之島一望の眺望テラス 大和ハウスら | 建設通信新聞Digital

5月7日 火曜日

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【淀屋橋西再開発ビル着工】11Fに中之島一望の眺望テラス 大和ハウスら

完成イメージ


 大和ハウス工業と住友商事、関電不動産開発などで構成する淀屋橋駅西地区市街地再開発組合は1日、「淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業」で建設する再開発ビルの工事に着手した。地上135mのオフィス主体となる複合施設を整備する。2025年12月の竣工、26年の開業を目指す。都市計画・事業コンサルタント・基本設計・実施設計・監理を日建設計が、施工を大林組が担当する。

 複合ビルは地下2階が駐車場、地下1階から2階が商業フロア、3階から9階と12階から27階がオフィスフロア、10階が機械室、11階がにぎわい施設と会議室などの複合フロアで構成する。大阪メトロと京阪電鉄淀屋橋駅に直結する好立地だ。

 オフィスフロアは総貸し室面積が7万7685㎡を用意し、東西南北に窓を設けることでハイグレードなオフィス空間を演出する。商業エリアには25-30店舗が出店する予定だ。11階のにぎわい施設には屋上庭園とカフェラウンジを設けた眺望テラスを整備し、中之島エリアを一望できる。

 環境負荷の低減にも取り組んでおり、「LEED(環境性能評価システム)認証」のゴールドレベル、「CASBEE(建築環境総合性能評価システム)」Sランクの取得、「エコまち法」における低炭素建築物の認定を予定している。10階の機械室には地域冷暖房システムを導入し、淀屋橋駅への熱供給と大井町公園などへの非常用電力の融通などを検討中で、地域全体での防災性能向上を目指す。

 規模はS・SRC・RC造地下2階地上29階建て延べ13万2330㎡。建設地は大阪市中央区北浜4-1ほかの敷地7206㎡。


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