【『男はつらいよ』などに登場】老舗料亭跡地に観光施設 東京都葛飾区 | 建設通信新聞Digital

5月17日 金曜日

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【『男はつらいよ』などに登場】老舗料亭跡地に観光施設 東京都葛飾区

整備後の川甚跡地イメージ


 東京都葛飾区は、柴又にあった川魚料亭「川甚」の跡地活用プランの最終報告をまとめた。本館は解体し、2007年に竣工した新館(RC造3階建て延べ949㎡)に、柴又、川甚の歴史を展示するコーナーや多目的スペースなどを整備する。本館があった場所には開放性のある芝生広場を設ける。

 22日の定例会見で青木克徳区長は、区内に訪れる外国人観光客の増加に言及し、「回遊の拠点やおもてなしの場、柴又の風情・文化を伝える場として活用方法を協議し、柴又の歴史・文化に対する期待に応えたい」と意気込みを語った。

 今後は、事業・管理運営計画の策定や観光コンテンツの企画開発に向け、民間事業者の協力を得ながら検討を進める。23、24年度に基本・実施設計を進める。25年度のオープンを目指す。

 川甚(柴又7-19-14)は、江戸後期から続いた創業220年余りの老舗料亭。映画『男はつらいよ』に登場したほか、幸田露伴や夏目漱石などの文学作品の舞台となった。


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