【赤レンガ建築賞】「浦河フレンド森のようちえん」が受賞 北海道 | 建設通信新聞Digital

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【赤レンガ建築賞】「浦河フレンド森のようちえん」が受賞 北海道

浦河フレンド森のようちえん(撮影:古瀬 桂)


 北海道建設部は、2022年度北海道赤レンガ建築賞の受賞作品を発表した。建築賞に「浦河フレンド森のようちえん」(建築主・学校法人フレンド恵学園)、奨励賞に「ザ ロイヤルパークキャンバス札幌大通公園」(同・三菱地所)、「芽室町役場庁舎」(同・芽室町)を選んだ。表彰式は12月19日に札幌市の札幌ガーデンパレスで開く。

 同賞は、建築文化の向上や地域に根差したまちづくりの推進を目的に、道と建築関連5団体が主催している。

 建築賞の「浦河フレンド森のようちえん」は、22年2月に完成した。規模は木造平屋建て998㎡。設計は照井康穂建築設計事務所、施工は岩田地崎建設が担当した。一辺3.3mの正四角錐をユニットとする立体トラフで構成し、隣接する森と一体化させたことなどが評価された。

 奨励賞の「ザ ロイヤルパークキャンバス札幌大通公園」の規模は、RC一部床CLT造地下1階地上11階建て延べ6157㎡。21年8月に完成した。三菱地所設計が設計、清水建設北海道支店が施工した。高層ハイブリッドホテルで、型枠廃材利用など道産材にこだわっている点などが受賞につながった。

 「芽室町役場庁舎」は21年12月に完成した。規模はS一部RC造地下1階地上3階建て延べ5558㎡。アトリエブンク・創造設計舎JVが設計、宮坂建設工業・北土開発・鍵屋建設JVなどが施工した。ループ動線によるサービススペース、議会フロアの開放など町民が主役という職員の意識を反映させたことなどが受賞のポイントとなった。


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