【針葉樹合板端材を活用】仕上げはご自身で触れてね! TAKリビングがスマホスタンド製作  | 建設通信新聞Digital

4月26日 金曜日

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【針葉樹合板端材を活用】仕上げはご自身で触れてね! TAKリビングがスマホスタンド製作 

左から安達朋宏氏、星社長、志村英治氏、白崎和寿氏

 竹中工務店の子会社で、造作木工事や家具工事、仕上げ一式工事を手掛けるTAKリビング(東京都江東区、星拓治社長)は、ノベルティとして建築資材の端材を活用したスマートフォンスタンドを製作した。竹中工務店は既に展示会などで配布しており、竹中グループの環境貢献活動をアピールしていく。
 スマートフォンスタンドは針葉樹合板の端材を使用し、1枚の板で完結するデザインとした。生活に身近な素材である木に触れ合ってほしいという願いを込め、板にあるT型の個所を切り抜き、付属のヤスリで削る簡単な組立作業を伴うことが特徴となっている。
 針葉樹合板は通常、集合住宅の内装下地に活用されているが、TAKリビング工場では長さ1820mm、幅97mm、厚さ9mmの端材が1カ月当たり約300枚発生しており転用が難しく、これまでは有料で廃棄していた。そのため端材を有効活用する案として竹中工務店関連事業室や広報部と協力し、2016年10月からノベルティの製作を始め、デザインやサイズの修正を重ね4月に完成した。
 製作はTAKリビング工場内で通常業務の合間に進めており、面取りや加工、焼き印など6つの工程を経て完成する。星社長は「今後も端材が発生したら臨機応変に有効活用していきたい」と述べている。

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