大阪府茨木市の南目垣・東野々宮地区で進む土地区画整理事業「イコクルいばらき」のまちづくりが本格化した。3棟で総延べ32万㎡を超える物流施設を建設する日本GLPの初弾工事が始まったほか、ニトリなど商業施設整備も計画されている。
区域の主に南半分を占める物流ゾーンには、日本GLPが3棟で総延べ約32万6000㎡規模の物流倉庫「GLP ALFALINK(アルファリンク)」を建設する。
初弾事業「茨木1」の規模は、PC造6階建て延べ約16万5000㎡。竹中工務店の設計施工で1月に着工した。2024年7月の完成を目指している。
4月には「茨木2」の建設を予定している。規模は4階建て延べ約4万1000㎡。設計施工は熊谷組が担当する。茨木1と同じく24年7月の完成が目標だ。「茨木3」の規模は延べ約12万㎡で12月にも着工、25年7月の完成を目指す。
一方エリア北側に位置する商業ゾーンにはニトリとアークランズ(ビバホーム)が進出を表明。このうちニトリが計画している(仮称)ニトリ茨木南目垣店の計画規模は、S造3階建て延べ9199㎡。施工者未定。設計はT&N北海道設計が担当している。2施設とも現時点で開業スケジュールなどは明らかになっていない。
茨木市南目垣1ほかの約28.2haを対象とする南目垣・東野々宮土地区画整理事業は、19年に本組合が発足。20年に仮換地指定が完了した。22年には区域の愛称を「イコクルいばらき」に決定した。業務代行者は竹中土木が担当している。
業務の施行期間は、24年7月31日まで。