建築設備綜合協会(BE)の環境・設備実行委員会(田名網雅人委員長)は、「第21回環境・設備デザイン賞」の各賞を決めた。最優秀賞に輝いたのは第1部門(設備器具・システムデザイン部門)が「MELRemo-IPS」(代表応募者=三菱地所設計・平須賀信洋氏)、第II部門(建築・設備統合デザイン部門)が「GOOD　CYCLE　BUILDING　001　淺沼組名古屋支店改修PJ」(川島範久建築設計事務所・川島範久氏、淺沼組・石原誠一郎氏)、第III部門(都市・ランドスケープデザイン部門)が「WITH　HARAJUKU」(竹中工務店・伊藤宏樹氏)の3件。

授与式は5月25日に東京都港区の建築会館ホールで開かれる。最優秀賞などのほか、審査会参加者の投票によって決まる「BE賞」も発表された。

　最優秀賞を除く各賞は次のとおり(敬称略)。
　<第I部門>
　▽優秀賞=ビッグテーブル「シルタ(silta)」(イトーキ・清水俊也)、施工図描画ロボットによるワークフロー変革(新菱冷熱工業・齊藤恒英)▽入賞・BE賞=大風量誘引ユニット「in-DUCT」(大林組・和田一)▽入賞=ローコストジェスチャー非接触スイッチ(竹中工務店・吉田淳)、エスロン雨水ハイパーRD(積水化学工業・百田稔)、自律移動型環境計測・運用支援システム(日建設計総合研究所・山村真司)、多床室の院内感染リスクを低減するプッシュ・プル式空調システム(清水建設・辻裕次)、Iwasemi　HX-α(イトーキ・河村匡人)。

　<第II部門>
　▽優秀賞=高砂熱学イノベーションセンター(高砂熱学工業・木村健太郎)▽入賞=清水建設北陸支店新社屋(清水建設・岡崎貴也)、FOREST　GATEWAY　CHUO(竹中工務店・金井謙介)、流山市立おおぐろの森小学校(日本設計・草野崇文)、Canadian　Academy(竹中工務店・池田聡)▽BE賞=藤田美術館(大成建設・宮本育美)。

　<第III部門>
　▽優秀賞=柳川市民文化会館　水都やながわ(日本設計・前田哲)、リーフィアレジデンス橋本(長谷工コーポレーション・多田野高広)▽入賞=コベルコパワー真岡　真岡発電所　みらいん(竹中工務店・梅原豊)、CO-MO-RE　YOTSUYA(コモレ四谷)ランドスケープ計画(三菱地所設計・林総一郎)▽入賞・BE賞=JR熊本駅ビル(日建設計・高辻量)。


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