【木材使用の分譲マンション】使用量は過去最大 野村不動産 | 建設通信新聞Digital

4月29日 月曜日

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【木材使用の分譲マンション】使用量は過去最大 野村不動産

外観完成予想


 野村不動産は、東京都渋谷区に国産木材を使用した分譲マンション「プラウド参宮橋」を建設する。国産木材使用量は、同社の分譲マンションとして過去最大となる。設計施工は大成建設が担当する。2024年5月上旬の竣工を目指す。

規模は、RC一部S造地下2階地上4階建て延べ2910㎡(総戸数19戸)。建設地は、代々木4-13-1。
 
地下2階から地上3階まではRCコアウォールとTWFS(厚肉床壁)構造を採用することで柱・梁が不要となり、大規模空間を確保できる。南北面に大規模開口部を設ける予定だ。4階と屋上階は、RCコアウォールとCLT(直交集成板)・鉄骨ハイブリッド構造とする。

 国産木材は、エントランス・風除室の軒天・格子、ラウンジの壁・格子、エレベーターホールの格子、4階の壁(CLT)、陸屋根(同)、全住戸のアクセントウォールに使用し、全使用量は約80m3となる。同規模のRC造マンションと比べ、建築時のCO2は96t削減でき、73tのCO2を固定できる見込み。

 二重床を利用したセントラル方式の空調システムを全戸に採用し、全住戸を「ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)-Oriented」相当の性能を満たす。


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