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5月11日 土曜日

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【中外製薬】宇都宮工場に2棟新設/設計施工は日揮、大成

バイオ原薬製造棟(UT3)イメージ図


 中外製薬は、グループ会社である中外製薬工業の宇都宮工場(宇都宮市)内に、バイオ原薬製造棟(UT3)と注射剤棟(UTA)を新設する。新たに500億円を設備投資する。

 UT3の規模は、免震構造によるS造4階建て延べ9791㎡。設計施工は日揮が担当する。投資額は374億円。2024年1月の着工、26年10月の竣工を目指す。

 中期段階以降の治験薬製造や初期商用のバイオ原薬製造を担う。建設中のバイオ原薬製造棟(UK4)や既存の製造棟と合わせて、臨床開発から初期生産までの一貫した自社供給基盤を強化する。

 UTAの規模は、免震構造によるS造3階建て延べ7682㎡。設計施工は大成建設が担当する。190億円を投資する。24年1月の着工、26年3月の竣工を予定している。高度な自動運転やデジタル技術の活用により、大幅に生産性を向上させる。

 新設する2棟では、ノンフロン設計や省エネルギー設計などで環境負荷の低減を推進し、グループが掲げる中期環境目標2030の達成に寄与する。

 

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