【サーモン陸上養殖が着工、国内最大級7万㎡】ソウルオブジャパン | 建設通信新聞Digital

4月29日 月曜日

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【サーモン陸上養殖が着工、国内最大級7万㎡】ソウルオブジャパン

◆施工=清水建設

完成イメージ図


 ソウルオブジャパン(東京都港区、エロル・エメド社長)が計画する日本最大級のアトランティックサーモン閉鎖型陸上養殖施設が着工した。24日、津市のニューファクトリーひさい工業団地内の建設地で地鎮祭を開いた。エロル・エメド社長や清水建設の坂尾彰信常務執行役員名古屋支店長ら約50人が出席した。

(左から)坂尾支店長、エメド社長、宮越副社長


 神事では、エメド社長が鎌(かま)、オリエンタルコンサルタンツグローバルの宮越一郎取締役副社長が鍬(くわ)、坂尾支店長が鋤(すき)入れを行い、工事の安全を祈願した。

 敷地13万6979㎡に総延べ約7万㎡の施設を建設する。水処理施設を含む養殖施設6棟と食品加工場、管理棟を備える。ふ化施設を先行して建設し、魚の育成に合わせて施設を順次建てる予定だ。閉鎖循環式陸上養殖技術による持続可能な養殖システムを導入する。施工は清水建設、設計は建物をオリエンタルコンサルタンツグローバルとユクセル・プロジェ(トルコ)、養殖施設をカルドネス(ノルウェー)、水処理施設をヴェオリア(フランス)が担当する。2025年度の完成を目指す。建設地は同市森町5000-2。

 清水建設の桑原浩通工事長は、「安全に配慮し、お客様が満足できる建物を目指す。養殖施設の建設に関わるのは初めてなので、成長の糧にしていきたい」と話した。





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