【「蔵春閣」の移築完了】大倉喜八郎出身地の新潟県新発田市に/設計・監理、施工は大成 | 建設通信新聞Digital

5月17日 金曜日

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【「蔵春閣」の移築完了】大倉喜八郎出身地の新潟県新発田市に/設計・監理、施工は大成


 新潟県新発田市出身の実業家・大倉喜八郎が創建した「蔵春閣」の移築工事が完了した。4月28日に移築場所の同市東公園で開館記念式典が開かれ、関係者約40人が歴史的・文化的建築物の復元の瞬間に立ち会った。

 式典で主催者の二階堂馨市長は「市民とともにこのときを待ちわびていた」と喜びをあらわにした上で、「芸術性の高いこの建築物が(大倉喜八郎の)ふるさとにやってきた縁に感慨深さを感じる」と述べた。

 来賓として、大倉喜彦中央建物社長と花角英世新潟県知事、斎藤洋明衆院議員が祝辞を寄せた。

 続いて、 村上勝彦大倉文化財団理事長が二階堂市長に蔵春閣に関する贈呈目録、 設計・監理、施工を担当した大成建設の山内隆司取締役名誉顧問に感謝状、二階堂市長が村上理事長と大倉社長、山内名誉顧問に感謝状を手渡した。

 最後に代表者によるテープカットを行った=写真。

 蔵春閣は大倉喜八郎が迎賓館として向島別邸(東京都)に建設した。新発田市への移築工事は2020年度に着手した。規模は木造2階建て延べ296㎡。1階に食堂や書斎、2階に大広間などを備える。

 

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