【レーモンドの旧赤星鉄馬邸】一般公開が盛況、16日まで/東京都武蔵野市 | 建設通信新聞Digital

5月7日 火曜日

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【レーモンドの旧赤星鉄馬邸】一般公開が盛況、16日まで/東京都武蔵野市

庭から施設を望む


 東京都武蔵野市は、16日まで「旧赤星鉄馬邸」を一般公開している。公開初日の10日には大勢の建築ファンが訪れ、施主のこだわりが詰まった扉や窓枠などの部材、備え付けの家具などに見入っていた。

 同市の吉清雅英総合政策部長は「コロナ禍の昨年10月に人数制限を設けて見学者を募ったところ、定員をはるかに超える応募があった。素晴らしい建物と庭の自然環境をぜひ見てもらいたい」と話す。利活用に関する有識者会議メンバーの光田剛成蹊大法学部教授は「施設の在り方について、地域の方からさまざまな意見やアイデアをいただいている。大切に将来世代に引き継ぎたい」と語った。

 アントニン・レーモンドが設計した旧赤星鉄馬邸は、2022年10月に国の登録有形文化財(建造物)に指定された。規模はRC造2階建て延べ635㎡。1934年に完成し、56年からカトリック・ナミュール・ノートルダム修道女会が管理していたが、21年2月から市が土地・建物を所有している。

 所在地は吉祥寺本町4-26-21。敷地内には旧赤星鉄馬邸のほか、礼拝棟や修室棟などの増築棟、緑豊かな庭、市指定の保存樹木などがある。

 

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