「建築設備設計ってどんな仕事？」－－。神奈川県設備設計事務所協会（KSS、四海孝志会長）と協同組合横浜市設備設計（YSS、石渡順一理事長）は、建築設備設計の仕事を分かりやすく解説する『設備設計シゴトガイド』と題した冊子とDVDを共同で製作した＝写真。
　建築設備設計に特化した職業紹介の冊子などの製作は全国的にも珍しい取り組みで、単に建築設計とひとくくりにされがちな建築設備設計の内容や仕事の流れなどを説明するとともに、若手、中堅、ベテラン設計者たちの声を紹介している。
　この冊子とDVDは、建築設備設計者の育成、後継者・担い手不足の解消の一助とするのが狙い。7日に開いた技術交流会で石渡理事長は「今年度は、県内の主だった工業高校や大学の建築科などに説明、配布する活動を積極的に行っていく」とし、「われわれもインターンシップ制度を取り入れ、担い手を少しでも確保できるよう努めていく」との方針を示した。

建設通信新聞の見本紙をご希望の方はこちら