【東大前HiRAKU GATE竣工】スタートアップの活躍支援/新興出版社啓林館 | 建設通信新聞Digital

5月21日 火曜日

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【東大前HiRAKU GATE竣工】スタートアップの活躍支援/新興出版社啓林館

東大前HiRAKU GATE(©Shigeo Ogawa)

 新興出版社啓林館(大阪市、佐藤諭史社長)が、東京都文京区で建設していた「東大前HiRAKU GATE」が竣工し、7日に披露セレモニーを開いた。「文京の地に新たな創造拠点をつくる!」をコンセプトに、安藤忠雄建築研究所の設計で東京支社を建て替えた。施工は前田建設工業が担当した。28日の運用開始を予定する。

 規模はS造地下1階地上10階建て延べ5820㎡で、所在地は文京区向丘2―3―10の敷地1715㎡。低層部は自社オフィスとして使用するほか、3―10階にはコワーキングスペースやテナントオフィス、ウェットラボを整備し、東京大学や東大IPCと連携してスタートアップ支援に取り組む。

テープカット

 佐藤社長は「持続可能な社会のつくり手の育成はわが国の責務だ。多くの可能性を秘めたスタートアップの活躍を支援する環境を整え、知を啓く力添えをしたいという思いから本施設は生まれた。日本のビジネスを面白くする人々が集い、共に知を磨くことでユニークなアイデアやエポックなアプローチを生み出し、文京区から世界へと通じるゲートとなることを目指す」と語った。安藤忠雄氏は「赤門、正門、農正門と並ぶ場所に位置するので、建物の正面をダイナミックに削り取り、『創造の門』とでもいうようなたたずまいをイメージした。この場所が日本の創造拠点として、夢と希望を育てる場所となることを願っている」とメッセージを寄せた。

 

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