【山形屋商事】海浜幕張のホテル第2駐車場/千葉県企業局に返却 | 建設通信新聞Digital

5月16日 木曜日

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【山形屋商事】海浜幕張のホテル第2駐車場/千葉県企業局に返却

舗装がはがされた現況

 山形屋商事(東京都江東区)が千葉市の幕張新都心にあるホテルスプリングス幕張第2駐車場の土地を、千葉県企業局に12月中に返却する予定であることが分かった。同駐車場は11月9日に閉鎖され、舗装や駐車場設備の撤去が進んでいる。返却後の土地利用について企業局は「未定」としている。

 ホテルスプリングス幕張第2駐車場跡地(千葉市美浜区ひび野1-6-1)はJR京葉線海浜幕張駅北口から北東約250mに位置し、同ホテルから道路を挟んで北側にある。敷地面積は4484㎡。用途地域は商業地域で、建ぺい率が80%、容積率が400%。

 企業局は、20年間事業用定期借地する事業予定者を15年度に公募した結果、山形屋商事に決定していた。同社は当時、県に対して平屋建てのテナントビルを建設する計画を示していた。

 同じ街区内の南東側では、県から土地を取得した大承企画(千葉県習志野市)と第一興業(千葉市)が、商業・業務施設「公園通りビル」(施工=新日本建設)を18年9月に完成させている。

 第2駐車場跡地から道路を挟んで北東側も、県から土地を取得した新日本建設が商業施設「エクセリオ幕張」を直営で建設し、16年11月にオープンしている。

 山形屋商事は、ホテルスプリングス幕張から道路を挟んで北西側にあるホテルスプリングス幕張第1駐車場に、S造12階建て延べ1万3572㎡の新棟「(仮称)ホテル幕張スプリングスガーデン」を建設する建築計画を18年に掲示したものの、その後、撤回している。

 

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