【玉川ダム】特別防災操作で東京ドーム約25個分を貯水! 秋田豪雨で下流地域守る | 建設通信新聞Digital

5月3日 金曜日

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【玉川ダム】特別防災操作で東京ドーム約25個分を貯水! 秋田豪雨で下流地域守る

玉川ダム(photo:河川一等兵)

 東北地方整備局玉川ダム管理所(秋田県仙北市)は、7月22日から23日の秋田豪雨における玉川ダムの洪水調節効果をまとめた。それによると、同ダムでは東京ドーム約25個分の水をため込み、下流地域の洪水被害軽減に寄与したとしている。
 今回の出水では23日午前7時ころ、同ダムの管理が始まった1991年4月以降最大の毎秒約1030m3の流入量を記録。ダムからの放流量は最大で同200m3としたため、同830m3を貯留した。
 その後、玉川や雄物川の水位が氾濫危険水位を超えていたことから、放流量を同50m3に絞り込む特別防災操作を実施した。これにより、約3170万m3の水をため込んだ。
 玉川ダムがなかった場合、大仙市長野地区の浸水面積は約200ha、浸水戸数は約160戸に及んだと推定され、国道105号の通行止めやJR秋田新幹線が不通になった可能性があるとしている。

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