大阪府豊中市は、既存図書館の機能を集約して中央図書館を整備する。図書館の老朽化解消や利便性の向上を目的とした「豊中市立図書館みらいプラン」の一環で、延べ5000―6000㎡の図書館を民間事業者が建設する建物内に配置する。早ければ2028年度の完成を目指す。
建設候補地は、曽根3―37―1ほかの民有地約7981㎡。敷地内にはヴァイキング曽根ビルやダイエー曽根店がある。土地は同志土地(豊中市)が所有している。
既存施設を解体してS造4階建て延べ約1万2000㎡の建物を建設し、うち約5000―6000㎡を市が取得して図書館を整備する。1階に荷さばき機能、2、3階に図書館機能を配置する想定だ。図書館以外の入居施設は未定。市は保有方法について、区分所有か賃借を候補としている。
18日には、「豊中市(仮称)中央図書館第一優先候補地の調査等支援業務」の公募型プロポーザルを公告した。参加表明書は2月1日まで、企画提案書は13日まで電子メールで受け付ける。プレゼンテーションを経て、2月下旬に特定する。参加資格は、入札参加停止措置を受けていないことなど。
業務内容は不動産価格調査、施設保有方法の検討、整備計画・基本協定書案の作成支援、事業者との協議支援など。業務を通じて建設地として適当か判断する。委託料の上限額は878万円(税別)。
委託期間は25年3月31日まで。同敷地での事業実施が決まれば、市は同年4月にも事業者と基本協定を結びたい考えだ。