日本郵船と三菱地所、鹿島が共同で設立した中区海岸通デベロップメント特定目的会社は、横浜市の横浜郵船ビル隣接地に計画する延べ約7万㎡の複合ビルを、鹿島の施工で着工した。設計は三菱地所設計が担当。2027年1月の完成を目指す。
日本郵船と三菱地所は、横浜郵船ビル一帯で大規模開発を計画。横浜郵船ビルは全館保存の上、ホテルに用途転換し、横浜郵船ビル東側の横濱ビル跡地には、延べ約7万㎡の業務機能をメインとしたタワー棟を建設することとしていた。
中区海岸通デベロップメント特定目的会社が建設するタワー棟の計画名称は「(仮称)横浜市中区海岸通計画(A-1地区)」。規模はS・RC一部SRC造地下1階地上21階建て延べ7万0560㎡で、高さ99.9m。
施設低層部に店舗やインキュベーション施設が入るほか、横浜郵船ビル内の日本郵船歴史博物館の移転を検討している。中高層部は事務所機能となる。
建設地は中区海岸通3-9-4の敷地4944㎡。3610㎡を建築面積に充てる。