【みなとみらい21を一望できる】横浜ハンマーヘッド隣接地の広場と歩行者デッキを供用開始 | 建設通信新聞Digital

4月25日 木曜日

公式ブログ

【みなとみらい21を一望できる】横浜ハンマーヘッド隣接地の広場と歩行者デッキを供用開始

 横浜市は、客船ターミナルや商業施設などからなる「横浜ハンマーヘッド」の隣接地に整備していた広場「ハンマーヘッドパーク」と歩行者デッキ「ハンマーヘッドデッキ」を28日に供用する。横浜ハンマーヘッドとパークを結ぶデッキの突端部分はピラミッド形状の階段で、座りながらみなとみらい21地区の眺望を楽しめる。パークは客船の入出港時に見送りなどができる多目的スペースとなる。

完成予想

 長さ48.0m、幅6.0mのデッキの基本・実施設計は日本エンジニアリング(横浜市)、杭工事は松栄建設(横浜市)、デッキの本体工事(橋梁)は宇野重工(三重県松阪市)が担当した。
 約0.3haのパークの基本設計はアジア共同設計コンサルタント(横浜市)、実施設計は日本エンジニアリング、施工は岳南建興(横浜市)とNB建設(横浜市)が担った。
 パーク中心にある日本初の荷役専用クレーン「ハンマーヘッドクレーン」も見所だ。同クレーンは、2001年までの88年間、貨物の積み降ろしに使われ、横浜港の近代化を支えてきた。18年には土木学会推奨土木遺産に認定された。
 横浜ハンマーヘッドの商業施設とホテルは19年10月、客船ターミナルは11月に開業・供用しており、今回のデッキとパークの開通・開園で、一層にぎわいのあるエリアとなりそうだ。

建設通信新聞電子版購読をご希望の方はこちら