【国内初の商業・宿泊一体型】国際客船ターミナル施設「YOKOHAMA HAMMERHEAD」竣工 | 建設通信新聞Digital

5月1日 水曜日

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【国内初の商業・宿泊一体型】国際客船ターミナル施設「YOKOHAMA HAMMERHEAD」竣工

 横浜岡田屋(横浜市)を代表企業とする新港ふ頭客船ターミナル(岡田伸浩社長)は25日、日本初の商業施設・ホテルが一体となった国際客船ターミナル施設「横浜ハンマーヘッド(YOKOHAMA HAMMERHEAD)」の竣工式を開いた。設計は梓設計、施工は五洋建設が担当し、31日に開業する。
 事業主を代表して岡田社長は「わたしたちは、きょうをスタートに横浜の明日への責任を持つ地元企業として力を合わせ、この施設の繁栄はもとより、この街の子どもたち、そのまた子どもたちのために、世界に誇る港町・横浜のにぎわいづくりに懸命に努力していく」との決意を語った。

左から小此木取締役、藤木取締役、岡田社長、堤会長、川本取締役、沓掛社長

 続いて、横浜グランドインターコンチネンタルホテルの堤猶二会長が「滞在型の高質な4つ星、5つ星のホテルに作り上げていくのは、当社が培った28年間のオペレーションの力であり、横浜の文化、周辺の魅力を取り込んで、立派な国際的なホテルにしていきたい」とあいさつした。
 式典には、横浜の地元企業を中心とするコンソーシアムが立ち上げた新港ふ頭客船ターミナルから、藤木幸太取締役(藤木企業社長)、小此木歌藏取締役(小此木社長)、川本守彦取締役(川本工業社長)、野村不動産ホールディングスの沓掛英二社長を始め、来賓として門博文国土交通大臣政務官、平原敏英横浜市副市長、藤木幸夫横浜港運協会会長らが出席した。
 この複合施設は、CIQ(税関・出入国審査・検疫)施設の「客船ターミナル」を中核に、「食」をテーマとした体験・体感型の商業施設「ハンマーヘッド SHOP&RESTAURANT」、ふ頭という希少な立地特性を生かした国際ブランドホテル「インターコンチネンタル横浜Pier8」で構成する。
 施設規模はS造5階建て延べ約3万0300㎡。設計・商業デザインはリックデザイン、設計・ホテルデザインは日建スペースデザインが担当した。建設地は横浜市中区新港2-14-1。敷地面積は約1万7400㎡。

体験・体感型の商業施設も整備

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