東京急行電鉄、大成建設、サッポロ不動産開発、東急建設の4社が出資する渋谷宮下町リアルティは、東京都渋谷区に建設を進めている複合施設「渋谷キャスト」（旧渋谷宮下町計画）の開業日を4月28日に決めた。S一部RC・SRC造地下2階地上16階建て延べ約3万5000㎡の新施設は、事務所やシェアオフィス、商業施設、賃貸住宅などで構成する。設計は日本設計・大成建設JV、施工は大成建設・東急建設JVが担当している。
　渋谷キャストは、クリエイターたちの創造活動拠点として計画を進めてきた。「WORK　LIVE　PLAY」をキーワードとし、クリエイターたちが住み、働き、発信する場となる。建物のデザインコンセプトは「不揃いの調和」。建物前面のファサードは細かな凹凸を設け、見る角度によって表情が変化する。
　建設地は、渋谷1－23－2の敷地約5000㎡。東京都による「都市再生ステップアップ・プロジェクト（渋谷地区）」の初弾事業で、都が70年の定期借地権を設定している。

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