日本女子大学は、2030年度までの中期計画に盛り込んだ目白キャンパス(東京都文京区)の泉山地区老朽施設次期改築計画を策定する。キャンパス北側の体育館地区と寮地区の計画を踏まえた内容とする。寮地区では現在、新実習棟の建設に向けた梅花寮の解体工事を清水建設の施工で進めている。 中期計画では、目白キャンパスの泉山地区について、今後の新学部に必要な施設の対応や老朽化した建物の次期改築計画を策定し、27年度までに実行するとした。計画策定に当たっては、キャンパス北側の「体育館地区や寮地区を踏まえた建築計画」とする方針だ。
25年度の事業計画によると、24年度の費用検証結果を基に、新棟2棟とする予定で、25年度中に設計・施工会社を決め、基本設計を完了させてから再度費用を検証する予定だ。
寮地区の梅花寮は現在解体中で、工期は7月31日までとなっている。解体後は、キャンパス南側の豊坂別館の解体工事に着手する。寮地区全体の開発構想も25年度内に作成する予定だ。
このほか、西生田キャンパス(川崎市)では、水田記念公園の再生計画を策定する。土砂災害警戒区域に指定されている斜面地と隣接する土地は、売却を検討する予定で、必要な土砂量などのデータを取得する。