都市計画手続き開始/品川駅西口B-1地区、D地区/西武不動産ら | 建設通信新聞Digital

6月10日 火曜日

関東・甲信越

都市計画手続き開始/品川駅西口B-1地区、D地区/西武不動産ら

B-1地区の完成予想
D地区の完成予想
【B-1は28年度着工、Dは26年度】
 西武不動産と京浜急行電鉄、高輪三丁目品川駅前地区市街地再開発組合、都市再生機構、東急不動産は、品川駅西口地区B-1地区とD地区の再開発等促進区を定める地区計画の都市計画変更素案を、国家戦略特別区域会議東京都都市再生分科会に提示した。今後、都市計画手続きを進める。B-1地区は2028年度の着工、32年度の竣工を目指す。D地区は26年度の着工、30年度の竣工を予定している。 品川駅西口地区は、旧シナガワグース跡地やグランドプリンスホテル新高輪などを中心とした約14.7ha。A地区やC地区が既に進んでおり、今回、B-1地区とD地区の素案をまとめた。今後、東京圏国家戦略特別区域の認定に向け、都市計画案の公告・縦覧を経て、東京都と港区の都市計画審議会に付議する。
 B-1地区のうち、B-1-2地区は地下4階地上31階建て延べ26万8000㎡の事務所、商業、ホテル、住宅、MICE(国際的な会議・展示会など)となる。高さは約140m。B-1-1地区は0.9haの公園で、デッキテラスと一体となって立体的なにぎわいを創出する滞留区間を整備する。隣接するA地区で整備される動線を柘榴坂上部のB-1地区まで延ばすため、デッキと地上部に面した店舗・植栽を配置する。
 D地区は、衆議院議員宿舎跡地約0.5haで、21年4月にまちづくりの協議会が立ち上がっていた。計画施設の規模は、地下2階地上34階建て延べ4万6100㎡で、高さ135mの住宅・商業施設となる。環状4号線と補助14号線の交差点部に人の流れを迎え入れる滞留区間として緑豊かな広場・オープンスペースを整備する。