富士駅北口第一再開発/各工事を順次入札発注/特定業務代行は非選定 | 建設通信新聞Digital

6月30日 月曜日

中部・北陸

富士駅北口第一再開発/各工事を順次入札発注/特定業務代行は非選定

 静岡県富士市の富士駅北口第一地区市街地再開発組合(大石眞行理事長)は、同地区第一種市街地再開発事業の特定業務代行者を公募していたが、予定工事費を下回る応募者がいなかったため選定には至らなかった。今後、委託予定だった施設建築物新築工事や公共施設整備工事のうち、発注できる工事から入札形式で順次発注する予定だ。
 事業では、施行地区1haのうち、南敷地約4080㎡に店舗や住宅などが入居する高層ビル(RC・S造12階建て延べ約1万3620㎡)、北敷地約2040㎡に店舗や立体駐車場などで構成する再開発施設(S造6階建て延べ約9900㎡)を建設する。
 総事業費は約150億円。対象地は本町。
 現在は静鉄建設による既存施設の解体工事が進む。事業スケジュールは従来どおり2029年3月の竣工を目指している。
 再開発事業計画コーディネート業務はアール・アイ・エーが担当した。事業協力者として、静岡鉄道(代表)、ミサワホーム、戸田建設、静鉄建設で構成する共同企業体が参画している。