参加申込7月4日まで/札幌市の手稲稲積公園魅力向上で対話型調査 | 建設通信新聞Digital

7月1日 火曜日

行政

参加申込7月4日まで/札幌市の手稲稲積公園魅力向上で対話型調査

 札幌市建設局は、手稲稲積公園の魅力向上のため、サウンディング(対話)型市場調査を実施する。現地見学会と説明会の参加申込期限は4日で、9日に開く。対話参加申し込みと提案書は8月7日まで受け付け、18日から29日にかけて対話を実施する。9月22日に実施結果を公表する予定だ。民間事業者から、実現可能な施設機能を提案してもらうことで、官民連携手法導入の可能性を検討する。
 同公園(手稲区前田1条5丁目)は、市内に4カ所ある運動公園の一つで、敷地の約3分の1を占める夏季限定の屋外レジャープール「ていねプール」を中心に、16面のテニスコートや野球場などを備えている。面積は18万1503㎡。
 開設から40年以上がたち、未改修施設の老朽化や軟弱地盤に由来する不同沈下が進み、公園全体の大規模な改修が必要になっている。
 特に、ていねプールは未改修の管理棟や設備類の老朽化が進み、毎年複数箇所で修繕を実施している。年利用者数は、開設当初の33万6000人をピークに減少傾向にあり、近年は8万人前後で推移していたが、夏の暑さや小中学校の夏休み期間延長もあり、2024年度の来場者数は10万4000人を記録した。
 今後の年少人口の減少も見据えた施設規模の適正化や持続可能な運営体制の構築、通年利用が可能な集客施設の展開などの検討が必要となっている。
 参加資格は、単体の法人か法人グループで、業種や職種、本店所在地などは問わない。